2021.10.20

空家の活用と家督相続

先日、とはいっても約1ヶ月前。
大崎上島をフィールドにゲストハウスやシェアハウスを運営しながら
色々楽しそうなことを沢山しすぎて
なんと紹介していいのかもはや分からなくなってきた松本幸一ことまっつんと
前職からのお付き合いのある司法書士の原田先生と、オンラインミーティングを行いました。

【概要】
まっつんが島に住む住民から、
「空き家物件をどうにか活用したい」との相談を受けたものの
調べてみると登記簿上では所有者になっている方はもう数十年前に亡くなられており
その時に、物件の相続が行われていない物件ということが分かりました。
いったい今誰の所有でになっているのか分からん状態の物件。
これはよく空き家問題に関わっているとよくあることで

だからと言って、相談しに来られた方だけの意見を聞いて
物件を賃貸や売買物件にしたり、有効活用するのも色々と難しいいので
そんな時は相続人全員の承諾が必要になるのですが

何人いるか分からない相続人全員にお会いして
説明して、承諾を得るというのは
それはそれは殆ど不可能な話。

それに、こんな不動産屋さんみたいなことをしているまっつんや
地域のプレーヤーはほぼボランティアでそんな事をしているの現状。

そこに少しでも活路を見出いしたいと思い
司法書士さに相談したところ

『家督相続』

とうものを教えて頂きました。

【家督相続とは】
家督相続とは、長男が自動的に遺産を相続するという
昭和22年の5月1日まで施工されていた法律だそうです。

つまり、現在の登記簿上の所有者がすでに亡くなっていたとしても
その方が亡くなったのが昭和22年の5月1日以前であれば
自動的に長男に所有権が移っているので
ざっくり言うと、長男さんの承諾だけ頂ければOKということだそうです。

【空き家の活用と家督相続】
空家の活用を考えた時に、沢山の障壁があって、相続問題もその中の一つ。
それを一つ一つクリアしていかないといけない事を実感しているのですが
家督相続の事を知っているだけで、少しだけ今後についても可能性を広げる事が出来ました。

仏壇問題、家財問題、老朽化問題、地域との関係生や不動産市場の未形成などなど
上げればきりがないほど地域の空家活用の大変さを感じています。

それを一つ一つクリアしていかないといけないいうのは当然なのですが
本質的な事でいうと
多くの方は空家という価値を求めているというよりも
その地域で暮らすという価値やライフスタイルなど
目には見えない物を求めているような気がします。

  • CATEGORIES

  • TAGS

  • ARCHIVES