ヒアリング
昨日は洗面所を新しくされたいというお客様のご自宅にお打ち合わせに行ってきました。

お客様のお話をお聞きするにあたり、いつも大切にしている事があります。
それはお客さまのWHY(なぜ?)を探し出すことです。
今回のお客様のように
洗面所をキレイにしたい→WHAT(何を)
といった形でご相談を頂き
打合せの時に
洗面化粧台を取り換えたい→HOW(どうやって)
というお話に進んで行くわけですが
何をどうやって実現したいかまでは大体のお客様は自らお話をして頂けます。
でも、ぼくが大切にしているのはWHY(なぜ)の部分です。
・なぜ洗面所をキレイにされたいと思ったのか
・なぜこのタイミングなのか
など
HOWまで話して頂いても
このWHYまで話して頂けるお客様はなかなかいません。
なのでここをしっかり引き出すことがヒアリングだと思っています。
今回の打合せを例でいうと
→なぜ今回工事をされようと思ったのですか?
・洗面所がせまいんです
→広さ的には十分ですよね?
・収納が足りてないんです
→それなら洗面化粧台はそこまで大きくせずに収納を増やるように考えてみます
→どんな物を収納されますか?
・タオルや下着・靴下なども収納したいんです
→普段使う物なので、吊戸ではなく使い勝手がいいように低めに収納を計画しましょう
というお話になりました。
お客様のWHYを知ってこそ
僕にしかできないご提案や
お客様が本当に満足してくれるご提案ができると思っています。
料理と同じで
見た目がおいしそうなのも大切なのですが
美味しいのかどうか
体にいいのどうかが『食』の本質だと思います。
リノベーション工事も
デザインやインテリアが素敵なのはもちろん大切ですが
工事をした後
快適に、楽しく健康的に暮らして頂くのが『住』の本質だと思っています。
デザインと同じくらい本質も大切に。
そのために、しっかりとお客様のWHYを引き出すヒアリングを続けて
それに応えられるような知識と技術を磨いていきたいと思います。